いまどきのSDGs
大きいSDGs
大きいも小さいもあるのか?
という感じですが、目標とかパフォーマンスとか「数字」で考えると、現在の体制で行うには、要素分解して考えないと実行できないという課題があります。
なので、評価しやすいように17の大きな項目とさらに169のターゲットに分けました。
それでも、このレベルでは「日本のSDGs」としてやっとの抽象度でしょう。
例えば、
と言ったレベルです。
このレベルですと、中小企業が考えたり取り組むには、実践レベルで考えにくいですよね。ちまたで見聞きするSDGsはまだまだこのレベルが多く、バッジをつけることで終わってしまうのは致し方ないと思います。
また、トップがスタッフに説明もしにくいでしょう。
志をどう引き継ぐかが小さいSDGs
ところで、中小企業の特徴は、創業者の志が脈々と息づいていることではないでしょうか?
今、少子化もあって、よい人材が中小企業に集まりにくい。高齢化によって、技術のノウハウを承継できず事業もつづけることが難しいといった課題が出てきています。
さらに、都心の大企業では新しい教育を受けた若者が既存の組織では働き甲斐を感じることができずに、海外に流出したり、地方で社会課題を解決する事業を起こしたりしている傾向が強くなっているといわれています。特に、「持続性の高い社会」にかかるサスティナブルなサービスや商品の開発やチャレンジを好むといわれています。
もともと多くの地方の中小企業は、地域の資源を活用し持続性の高い事業を行い、地元への愛着と連携を意識した経営を行っていることから、サスティナブルに興味のある人材と生き残ってきた地域の中小企業のコア技術をうまくお互い理解できたのならば、どう変化するでしょうか?
これは、まさにお互いの志をどう引き継ぐか?という共通の課題のもとにマッチングすることで、新しい価値が生まれるのではないでしょうか?
このマッチングをおこなうための言語として活用できるのが「SDGs」の地域的解釈だと思います。
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